環境・脱炭素化に向けての課題解決
Saving and
renewable energy省・再生可能エネルギー
防災・気候変 動対策
循環型社会へ
温暖化対策には、大きく分けて「緩和」と「適応」の2 種類があります
緩和は温室効果ガス排出を抑制することで、最優先で取り組む必要があります。そして、緩和を実施しても温暖化の影響が避けられない場合、その影響に対して自然や人間社会のあり方を調整していくのが、適応です。IPCC 第5 次評価報告書では、気候変動に関連する影響やリスクを、緩和や適応によってどのように低減・管理できるかについて言及しています。
気候に関連した影響のリスクを概念的に説明した図です。
人間、社会及び自然システムの脆弱性(影響の受けやすさ)、曝ばく露ろ(リスクにさらされること)、ハザード(災害、危険な事象など)の3つが相互に作用し合うことで、このリスクがもたらされるとしています。そしてこれらには、気候システムや、緩和や適応を含む人間の活動(社会経済プロセス)の変化が大きく関わっていると指摘しています。
近年顕著になりつつある温暖化のリスクは、国や地域によってさまざまで、あらゆる場所で有効な適応の方法というものはありません。
その地域に適した法制度の制定や社会システムの整備などの適応策を講じていく必要があります。
温暖化のリスクというマイナス面ばかりを見るのではなく、温暖化のプラス面を積極的に生かすという考え方も必要です。
例えば、夏季の高温を利用して亜熱帯地方の果物を栽培し、新しい市場を切り開くこともできるでしょう。「温暖化の時代をよりよく生きること」が、私たちに求められています。
クリーンなエネルギーを利用することで、
企業価値が向上!
これからは、電気も地産地消!
太陽光発電は、自家消費が主流となる!
Creation of habitat and habitat for living things市街地における生物の生息・生育空間の創出
建物が密集する都心部でも、様々な空間に水や緑の空間を効果的に創出し、まとまった緑や水平・垂直方向の緑のネットワークを形成することで、生物の生息・生育空間をつくりだすことが可能となります。
Forming a recycling-oriented society循環型社会形成への貢献
公園緑地は、土、水、日光、植物や動物、微生物など多くの自然的要素から構成されており、より健全な物質・エネルギー循環の回復・構築に寄与する環境装置として大きな役割を発揮しうる存在です。地域の貴重な自然的空間である公園緑地においては、廃棄物の発生等を極力抑制し、植物発生材などの有効活用・再利用を推進するなどにより、循環型社会の形成に貢献します。
この緑化地域制度は、市町村が都市計画の地域地区として緑化地域を定め、大規模な建築物敷地を対象に、敷地の一部の緑化を義務づけるものであり、ヒートアイランド現象緩和のみならず、生物とのふれあいの確保や都市のうるおいの向上の面からも効果が期待されます。
今後10年間で発生する可能性が高い
グローバルリスクトップ10
- 1位:極端な気象現象
- 2位:気候変動対策(緩和と適応)の失敗
- 3位:人為的な環境損害
- 4位:感染症
- 5位:生物多様性の喪失と生態系の崩壊
- 6位:デジタルパワーの集中(偏り)
- 7位:デジタル不平等
- 8位:国家間の亀裂・緊張の高まり
- 9位:サイバーセキュリティの失敗
- 10位:雇用や生活の危機
今後10年間で最も影響が大きい
グローバルリスクトップ10
- 1位:感染症
- 2位:気候変動対策(緩和と適応)の失敗
- 3位:大量破壊兵器
- 4位:生物多様性の喪失と生態系の崩壊
- 5位:自然資源の危機
- 6位:人為的な環境損害
- 7位:雇用や生活の危機
- 8位:極端な気象現象
- 9位:債務危機
- 10位:ITインフラの故障
Climate change
measures気候変動対策
global warming地球温暖化に伴い豪雨や猛暑日発生頻度増加予測
公日本を始めとする世界中で観測されている顕著な洪水や高温の増加傾向は、長期的な地球温暖化の傾向と関係しているという見解が示されています。
World Economic Forum2020年1月、世界経済フォーラムは
グローバル報告書2020を公表
2020年1月、世界経済フォーラムは「グローバル報告書2020を公表。
発生可能性が高いリスクのトレンドを見ると、2010年までは経済リスクが上位を占めていたが2011年以降は環境リスクが上位を占める傾向にあり、2020年度については、環境リスクが上位5項目すべてを占めるまでに。
Climate concern環境省の「気候危惧」宣言
2020年6月12日、令和2年版環境白書・環境型社会白書・生物多様性白書」の閣議決定を契機として、環境省として「気候危惧」を宣言した。国内外で深刻な気象災害が多発、地球温暖化で今後気象災害リスクがさらに高まると予測。国内では、平成30年7月豪雨や猛暑、令和元年房総半島台風、令和元年東日本台風などの災害が発生海外では、2019年欧州の記録的な熱波、北米のハリケーン災害、豪州の広範囲の森林火災、インドやミャンマー等の洪水被害などが発生。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告書は、今後地球温暖化に伴い、豪雨災害や猛暑のリスクがさらに高まる可能性を指摘。気候変動から「気候危惧」へ
- ■ 直近20年間の気候関連災害による被害額は、合計2兆2,450億ドル。その前の20年間と比べ2.5倍に。
- ■ 海外都市を中心に「気候非常事態宣言」の動きや若者による気候変動対策を求めるデモも活発化。
近年、バリューチェーン全体もしくはサプライチェーン全体で環境リスク低減、更にはパリ協定も踏まえた低炭素化・脱炭素化に取り組むことが求められ、また取り組みについても情報公開する事が企業の信頼確保に繋がっていく時代となりました。こうした世界の流れに呼応し、自社経営の中にどのように取り入れるかを考え、実践して行く事が求められます。
パリ協定では、SDGsやTCFDの報告等環境と経営は密接不可分になっています。それは必ずしも大企業だけでなく、我々中小企業においても同様です。今日の国内外の潮流というものを敏感に察知しながら環境経営に積極的取り組みを行いその情報開示を進めることが大きなビジネスチャンスに繋がっていく事だと思います。電力・燃料・水・廃棄物といった環境負荷低減のみならず、環境と経営をしっかりリンクさせ環境経営を実現し、企業価値を高めていく事が重要です。また社員一人一人が環境を意識した経営につなげていくことが重要です。